永遠の0
2006年刊行
23,240pt
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永遠の0
「生きて妻のもとへ帰る」。その誓いを胸に抱きながら、仲間から卑怯者と蔑まれ続けたゼロ戦パイロットがいた。人生の目標を失いかけていた青年・健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で特攻により散っていった祖父・宮部久蔵の足跡を辿り始める。元戦友たちの証言から浮かび上がってきたのは、凄腕でありながら異常なまでに生に執着するという、想像とはかけ離れた祖父の姿だった。「人は何のために生き、何のために死ぬのか」という重く静かな問いが、読む者の胸に深く刻まれていく。搭乗員を消耗品として扱う軍上層部の非情さ、そして戦場における男たちの絆。複数の証言が積み重なるにつれ、六十年の長きにわたって封印されてきた驚愕の真実が姿を現す。最終章では感情を大きく揺さぶる伏線回収が待ち受けており、涙なしには読み進められないと多くの読者が語る。過酷にして清冽なる愛の物語。
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